スマートフォンを誰しもが抱えて外に出るようになりました。
それは中国の方々も変わりません。
しかし、スマホすら邪魔で、ちょっとした外出をしたいとき、あるのではないでしょうか。
そこで、アリペイとウィーチャットが、顔認証を発表しています。
何も新しい技術ではなく、2018年にはすでに構想が発表されていました。
仕組みで解決する、成長著しい中国
深センを代表とし、中国は本当に発展が著しいです。
しかも、マナーがイマイチだとか、個人主義が過剰だとか、列に並ばないとか、取引で裏切るとか、そういった国際人としては微妙な問題を、仕組みで解決しようとしているのです。
これが日本なら、「教育」でなんとかしようとするところです。
しかし人口の多い中国では、新しい仕組みを使って問題を解決します。
この顔での決済も同じことで、スマートフォンを持ち歩くのすら面倒だという問題を、スマホを持ち歩きましょうと教育するのではなく、顔認証という仕組みで解決するのです。
日本はようやくキャッシュレス
一方、日本はあまりスマートではありませんよね。
PayPayが100億円の還元を発表し、それに飛びついたのは若い世代でした。
そして企業がそれに追随し、次々と20%バックのキャンペーンを打ち出して、あっという間にキャッシュレスブームがやってきました。
ようやくスマホで決済。
精度が高い中国の顔認証
しかしその間に、中国は顔認証へと進んでいるのです。
顔認証は非常に大きな発展で、メイクも飛び越えますし、なんなら顔が多少むくんでいても、目と鼻と口の定点を結んで、iPhoneの顔認証と同じように分析していますから、QRコードよりも正確で、さらには盗難もないのです。
しかし、QRコード決済ならスマホ同士が必要ですが、顔認証はまた独自の機材が必要になる懸念があります。iPadでなんとかなるといっても、顔の位置に立てかけなければならないので、日本では店舗で使うのにある程度の制限がでてしまいそうです。
しかし、将来的には、日本でもiPadやファーウェイのPadを使って、顔認証し、手ぶらで決済ができるようになるかもしれません。そうなるのが楽しみですね。
電車に乗るとか、コンビニで決済するとか、それぐらいの行動範囲が限られたところなら、顔認証でもいいのではないでしょうか。最先端の技術が使われ、中国キャッシュレス事情も進化していることがわかります。